大阪・関西万博2025で注目されているパビリオンのひとつが「マレーシア館(マレーシアパビリオン)」です。
私が8月の日曜日に訪れた際には、待ち時間もほとんどなく、異国の空気感を存分に楽しめました。
この記事では、マレーシア館の見どころ、展示内容、レストランメニューやダンスショーまで、リアルな体験に基づいて詳しくご紹介します。

マレーシア館の基本情報と場所

マレーシア館は、大阪万博会場の「東ゲート」から入場後、大屋根リング方面にまっすぐ進むとすぐに見つけることができます。パビリオンの外観は、マレーシアの伝統織物「ソンケット」をモチーフにデザインされており、美しく繊細な装飾が印象的でした。入場に予約は必要なく、私が訪れた8月の日曜日も待ち時間はほぼゼロ。気軽に立ち寄れる点も魅力です。



五感で楽しむ!マレーシア館の展示内容
マレーシアとは東南アジアに位置し、マレー半島とボルネオ島の一部から成る多民族国家です。イスラム文化を基盤に、中華系やインド系の文化も融合し、伝統舞踊や多彩な料理、熱帯雨林など魅力が豊富な国です。
マレーシア館のテーマは「調和の未来を紡ぐ」。中に入ると、視覚だけでなく、嗅覚や聴覚でも楽しめるような演出が随所に施されています。
特に印象的だったのが、マレーシアの伝統を感じる「調和の木」と呼ばれるオブジェ。スタッフの方が記念撮影にも対応してくれ、思い出の1枚が撮れました。




展示内容自体はコンパクトながらも質が高く、所要時間は約15分程度で見学できます。まるで東南アジアを旅しているような香りと装飾に包まれ、短時間でも十分に“異国体験”ができました。
注目のダンスショー!一日4回開催




マレーシア館では、マレーシア観光芸術文化省直属の伝統舞踊団「JKKN」によるダンスショーも開催されています。開催時間は11時・13時・16時・19時の1日4回(2025年6月時点)。天候によっては館内で行われることもあるので、暑い日や雨の日でも安心して楽しめます。
ダンスショーは毎回内容が異なり、レパートリーはなんと10曲以上。伝統舞踊から現代風アレンジまで幅広く、お客さん参加型のコーナーや撮影タイムもあって大盛り上がり!私も思わずリズムに乗ってしまいました。ショーは約15分ほどですが、ダンサーの衣装の美しさとパフォーマンスの質の高さに魅了されました。
万博に行く前の必要なもの
ここでひと休み!これから万博に行かれる方に、持っていくと便利な準備アイテムをご紹介します。
まずは、万博ガイドブック。会場でもとても重宝しますし、事前に情報を把握しておくことで、当日の楽しみ方がまったく変わってきます。持っていて損はありません!
万博ガイドブック
次に、夏の必需品「クールグッズ」。6月の時点でも、すでに熱中症で体調を崩している方も見かけました。体力を奪われないように、暑さ対策はしっかりと準備しておきましょう。
ハンディーファン
折りたたみ椅子
そして何よりおすすめなのが、持ち運びできる折りたたみ椅子!長時間の待機列や、雨の日など休憩できる場所が限られる場面で大活躍します。足腰の負担も軽減され、万博のように一日中歩き回るイベントにはぴったりの便利グッズです。
ポンチョ&カッパ
雨の日に傘を持ち歩くのは、意外と邪魔になるものです。特に、雨をしのげる場所が少ない万博会場では、「カッパ」が必須アイテム。パビリオンに入るときもほぼ脱がずにそのまま入館できるため、雨の日でも両手を空けたまま快適に行動できます。
レストランで味わうマレーシアの本格料理

マレーシア館のレストランは、正面のエントランスから直結しておりアクセスも抜群。屋台風に料理が並べられ、まるでマレーシアの市場に紛れ込んだかのような雰囲気です。今回は「ロティーチャナイ(¥1,690)」と「ナシラマ(¥1,600)」を注文しました。
料理はテイクアウト用の紙パックに入って提供され、外のベンチでのんびり味わうスタイル。ロティーチャナイは薄く焼かれた円形のパンに、豆ベースの黄色ソースと甘辛の赤ソースが添えられており、どちらも絶妙な味わい。外はパリパリ、中はモチモチで、ナン好きの私にはたまらない一品でした。
ナシラマは、長粒米の上にサンバル(甘辛ソース)、揚げ鶏、小魚、ゆで卵、野菜がトッピングされたマレーシアの郷土料理。サンバルは濃厚な味噌のようで、ごはんと一緒に食べると食欲をそそる味でした。揚げ鶏の衣もカリカリで、ボリュームも満点です。どこかインドネシア料理にも似てる部分がありました。

ここだけの限定グッズ&ドリンクも




パビリオンの出口付近には売店も併設されていて、マレーシアの伝統雑貨やお土産が手頃な価格で購入できます。中でも「世界一まずい?」と話題のドリンクはチャレンジ必須。私が飲んだときは「湿布を飲んでるみたいな味…」と感じましたが、それも旅の思い出。次に行った時にはすでに完売していました。大人気のようです。
さらに、レストランにはオープンキッチンもあり、料理人によるパフォーマンスも見どころのひとつ。目の前で繰り広げられるライブクッキングは、写真映えも抜群で観光気分がぐっと高まります。
マレーシア館の所要時間と回り方のコツ
マレーシア館の滞在時間は、展示+レストラン+ダンスショーを含めて、約40〜60分が目安です。時間が限られている方は、展示だけなら15分程度で見学可能なので、他のパビリオンと組み合わせても効率よく回れます。
11時〜19時の間にショーが行われているので、時間をうまく合わせればダンスショー→食事→展示の流れもおすすめです。レストランは昼時に混み合う可能性があるので、11時台か16時以降が狙い目です。
まとめ:異国情緒あふれるマレーシア館は必見!
マレーシア館は、大阪万博で「旅気分」を味わいたい人にぴったりのパビリオンです。予約不要でふらっと立ち寄れる手軽さ、香りや味で楽しめる五感体験、プロのダンサーによる本格ショー、そして屋台スタイルのローカルグルメまで、見どころがぎゅっと詰まっています。
「万博でアジアを感じたい」「異文化を体験してみたい」「おいしい海外グルメを楽しみたい」そんな方は、ぜひ一度マレーシア館へ足を運んでみてください。短時間でも満足感の高い体験ができること間違いなしです。


