大阪・関西万博で、ふと足を止めたのが「バーレーン館」でした。正直、行く前は「バーレーンってどこだっけ?」というレベルだった私ですが、実際に中に入ってみると、その完成度の高さと“静かな感動”に驚かされました。
今回は、2025年8月の日曜日に訪れた実体験をもとに、待ち時間・所要時間・見どころ・カフェやレストランのメニューまで、五感で楽しめるバーレーンパビリオンを徹底レポートします!



バーレーン館とは?中東の“海と文化”を伝える静かな名作

バーレーン館のテーマは「海をつなぐ―五感で巡る旅」中東・ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンの、長い海洋の歴史と文化を五感で体験できる展示が魅力です。
伝統的な木造船「ダウ船」の形を模した建物は、外から見るだけでも芸術的。中に入ると、美術館のような静けさと、先進的な映像空間が広がり、まさに感性で旅するパビリオンでした。
万博に行く前の必要なもの
ここでひと休み!これから万博に行かれる方に、持っていくと便利な準備アイテムをご紹介します。
まずは、万博ガイドブック。会場でもとても重宝しますし、事前に情報を把握しておくことで、当日の楽しみ方がまったく変わってきます。持っていて損はありません!
万博ガイドブック
次に、夏の必需品「クールグッズ」。6月の時点でも、すでに熱中症で体調を崩している方も見かけました。体力を奪われないように、暑さ対策はしっかりと準備しておきましょう。
ハンディーファン
折りたたみ椅子
そして何よりおすすめなのが、持ち運びできる折りたたみ椅子!長時間の待機列や、雨の日など休憩できる場所が限られる場面で大活躍します。足腰の負担も軽減され、万博のように一日中歩き回るイベントにはぴったりの便利グッズです。
実際に行ってみた!8月・日曜日の体験レポ

待ち時間と所要時間
私が訪れたのは8月の日曜日。暑い日ではありましたが、待ち時間は40分程度で、比較的スムーズに入館できました。
展示スペースはややコンパクトで、所要時間は約15分ほど。静かにゆっくり体感できる内容なので、混雑のストレスはほとんど感じませんでした。
館内の混雑状況と雰囲気
中は落ち着いた雰囲気で、美術館のように静かな空間。大音量の演出や派手な照明はなく、映像と香り、触覚などを通じてじんわりと文化を感じられるスタイルです。
スタッフの方も丁寧に対応してくれて、日本語を話せる現地の方からバーレーンの説明も受けることができました。
バーレーンパビリオンの見どころ【五感で楽しむ体験型展示】
視覚:幻想的な海の映像と船の展示




入館するとまず、壁一面に広がる海の映像が目に飛び込んできます。美しいブルーの波と船の映像は、まるで本当に海に囲まれているような錯覚を覚えました。
また、昔のダウ船の模型も展示されており、海洋国家としてのバーレーンの歴史を感じられます。
触覚:石、真珠、昔の道具を直接触れる貴重な体験


展示の中には、古代のサンゴ石や石灰岩、真珠などのコーナーも。歴史ある建築資材や工芸品などを手で感じることで、文化の重みがよりリアルに伝わってきました。
味覚:デーツのお菓子とアラビアンティーで中東気分
パビリオン内のカフェでは、中東らしい「チャイ(カルダモン入りの紅茶)」や「デーツのお菓子」が楽しめます。スパイスの効いたお茶と、優しい甘さのスイーツは、まさに旅の締めくくりにぴったり。
バーレーンってどんな国?小さくてバランス感覚に優れた国
海と共に生きる中東の“群島国家”
バーレーンはペルシャ湾に浮かぶ小さな島国で、東京23区より少し大きい面積、人口は約150万人。40以上の島々からなる「群島国家」で、国名の由来も「二つの海(アル・バハレイン)」にちなんでいます。
“ポスト石油”のモデル国家
かつては石油で発展したバーレーンですが、早くから「石油依存からの脱却」を目指し、金融・観光・ITなどへ多角的に投資を行ってきました。今では中東の「ミニ・シンガポール」とも呼ばれています。
多文化・多宗教が共存する調和社会
スンニ派とシーア派、さらには多くの外国人労働者が共に暮らすバーレーンは、多様な文化が穏やかに混ざり合う国。宗教も文化も柔軟で、観光客にとっては非常に訪れやすい雰囲気を持っています。
レストラン&カフェ情報|「マトロバコロッケ」とルメーソーダが人気!
バーレーン館のカフェでは、人気メニュー「チキンのマトロバコロッケ」や、ドリンク「ルメーソーダ」が楽しめます。私も実際にこのセットをいただきました。
マトロバコロッケは中にお米が入っていて、日本では味わったことのない新しい食感。スパイスが効いていて美味しく、現地の家庭料理を味わった気分になれました。
ルメーソーダはスッキリとした飲み口で、暑い日の喉を潤すのにぴったりです。カフェのメニューはQRコードで確認でき、注文はスタッフに直接伝えるスタイルです。
まとめ:静かな感動が心に残る、感性で旅するバーレーン館


バーレーン館は、派手さはないけれど、五感を通して中東文化を深く体感できる“静かな名作”でした。映像、香り、手触り、味……どれもが本物で、バーレーンという国の奥深さを伝えてくれます。
もし「どこに行こうか迷っている」「あまり知らない国も覗いてみたい」という人がいたら、私は迷わずバーレーン館をおすすめします。万博だからこそ出会える、知られざる魅力との出会いがここにあります。




