2025年大阪・関西万博では、世界中の文化や未来を体験できるパビリオンが数多く出展されています。その中でも「アンゴラ館」は、生命と健康をテーマにした展示やレストランでの体験が魅力です。
アフリカ南西部に位置するアンゴラ共和国が発信する文化や課題解決の取り組みを知ることは、日本ではなかなかできない貴重な体験になります。
今回は「アンゴラパビリオン」に興味がある方に向けて、見どころやレストラン、待ち時間などをわかりやすく紹介します。
アンゴラ館とは？万博で注目される理由
アンゴラ共和国ってどんな国？
アンゴラ共和国はアフリカ南西部に位置する国で、豊かな資源と多様な文化を持つ国です。しかし、長い内戦や感染症の課題などを抱えてきた歴史もあり、現在は経済発展や医療の改善に力を入れています。
「アンゴラ」と聞くと、毛がフワフワのアンゴラうさぎやアンゴラセーターを思い浮かべる方も多いですが、国名のアンゴラは全く別の存在です。万博では、そのアンゴラ共和国の本当の姿を知ることができます。
万博で掲げるテーマ「健康教育」
アンゴラ館の正面には「健康教育」というテーマが掲げられています。これは、人々の命と暮らしを守るための知恵や文化を伝えることを目的としています。感染症対策、子どもの栄養改善、遠隔医療支援といった具体的な課題に焦点を当て、未来へ向けた取り組みをわかりやすく紹介しています。
万博に行く前の必要なもの
まずはじめに！これから万博に行かれる方に、持っていくと便利な準備アイテムをご紹介します。
まずは、万博ガイドブック。会場でもとても重宝しますし、事前に情報を把握しておくことで、当日の楽しみ方がまったく変わってきます。持っていて損はありません！
万博ガイドブック
次に、夏の必需品「クールグッズ」。８月の時点でも、すでに熱中症で体調を崩している方も見かけました。体力を奪われないように、暑さ対策はしっかりと準備しておきましょう。
ハンディーファン
ポンチョ＆カッパ
雨の日に傘を持ち歩くのは、意外と邪魔になるものです。特に、雨をしのげる場所が少ない万博会場では、「カッパ」が必須アイテム。パビリオンに入るときもほぼ脱がずにそのまま入館できるため、雨の日でも両手を空けたまま快適に行動できます。
モバイルバッテリー
アンゴラ館の見どころ
シアター体験と感動のドキュメンタリー
アンゴラ館で最も注目されるのは、15分間のシアター上映です。物語は、幼少期にマラリアに感染した少女チッソラが命を救われ、その経験をきっかけに医療従事者を目指すという実話に基づいています。シアターでは、科学的な医療の大切さや、伝統的な薬草療法との融合が描かれており、命の尊さを強く感じる内容となっています。
展示エリアで学ぶ医療と伝統
シアターを見終えた後は、展示エリアへ進みます。ここでは音声ガイドを使って言語を選びながら、アンゴラの医療事情や薬用植物について学べます。遠隔医療支援や栄養改善の取り組みも紹介されており、未来に向けた課題解決の姿勢を感じ取ることができます。
民族衣装や伝統工芸に触れる
展示室では、アンゴラの民族衣装や工芸品も楽しめます。色鮮やかな布や模様は、アフリカらしいエネルギーを感じさせ、訪れる人々に強い印象を残します。ステージでは民族音楽や踊りのパフォーマンスが披露され、まるで現地のお祭りに参加しているような気分を味わえます。
アンゴラ館レストラン＆カフェの楽しみ方
名物料理「ムアンバ」やカラフルなメニュー
アンゴラ館にはレストラン「イムボンデイロ」が併設されています。看板料理は「ムアンバ」と呼ばれる鶏肉とトマトソースを煮込んだ料理で、長粒米と一緒にいただきます。ほんのり香るパクチーやスパイスがアクセントになっていて、異国の味を気軽に楽しめます。
バオバブの木が彩る空間演出
レストランのテーブルにはバオバブの木を模したオブジェが置かれており、生命力や長寿の象徴として空間を演出しています。アンゴラの自然を感じさせるインテリアは、食事をより特別なものにしてくれます。
ライブパフォーマンスで海外旅行気分
特定の時間帯には、レストラン内のステージで音楽やダンスのライブが行われます。前列に座るとダンサーに誘われて一緒に踊ることもあり、会場全体が一体となって盛り上がります。まるで海外のフェスティバルに参加しているような雰囲気を味わえるのもアンゴラ館ならではの魅力です。
アンゴラ館の実用情報
開館日と休館の理由
アンゴラ館は4月13日の万博開幕日から展示を予定していましたが、技術的調整のために休館が続きました。その後、6月26日に正式オープンしています。現在は通常通り見学できます。
待ち時間や所要時間の目安
待ち時間は平均20〜30分程度です。シアター上映（15分）と展示見学を含めると、所要時間は40〜60分ほどが目安となります。混雑時にはさらに待ち時間が長くなることもあるため、余裕を持って訪れると安心です。
ショップの品揃えやおすすめのお土産
アンゴラ館のショップは小規模で、雑貨やアフリカ風のインテリア小物などが中心です。鮮やかな色使いのバッグや櫛など、日常でも使えるアイテムが揃っています。品数は少なめなので、気に入ったものがあれば早めに購入するのがおすすめです。
よくある質問
Q. アンゴラ館が休館したのはなぜですか？
A. 技術的な調整のため、開幕からしばらく休館していました。現在はオープンしています。
Q. アンゴラはどこの国ですか？
A. アフリカ南西部にある国で、首都はルアンダです。豊かな資源を持ちながら、医療やインフラの課題に取り組んでいます。
Q. アンゴラはなぜ物価が高いのでしょうか？
A. 輸入品に頼る部分が大きく、流通コストが価格に反映されやすいため物価が高いと言われています。
まとめ
大阪万博の「アンゴラ館」は、健康教育をテーマにしたシアターや展示、そして食文化を通じてアンゴラの魅力を体感できる貴重な場所です。
待ち時間はあるものの、感動的なドキュメンタリーや異国情緒あふれるレストラン体験は、訪れる価値があります。アフリカの文化や医療への取り組みに触れながら、美味しい料理と音楽を楽しむことで、まるで海外旅行をしたかのような気分になれるでしょう。
万博に行かれる方は、ぜひアンゴラ館をチェックしてみてください。
