バリ島は、美しいビーチや豊かな文化で多くの旅行者を魅了しています。
初めてのバリ島旅行を計画している方にとって、入国手続きや必要な書類の準備は不安の種かもしれません。
「パスポートがあれば入国できる!」わけではなく、バリ島に入国するためには日本から事前に準備するものがあります。これらの手続きをやっておかないとバリ島へは入国できません。
本記事では、2025年4月現在の最新情報をもとに、バリ島入国に必要な手続きやビザ情報をわかりやすく解説します。安心して旅を楽しむための準備を一緒に進めましょう。

バリ島入国に必要な基本条件
バリ島への入国には、以下の基本条件を満たす必要があります。
パスポートの有効期限
インドネシア・バリ島への入国時には、パスポートの有効期限が6ヶ月以上残っていることが求められます。また、パスポートの空白ページが3ページ以上必要です。旅行前に必ず確認しましょう。
私の友人はこれらの条件を知らずに、出国時の空港で気づきバリ島旅行に行けませんでした💦
帰国用航空券の準備
入国審査時に、インドネシアを出国するための航空券の提示を求められることがあります。Eチケットや予約確認書を印刷するか、スマートフォンにスクショして保存しておくと安心です。
ビザ(VOA/e-VOA)の取得方法と注意点
日本国籍の方が観光目的でバリ島を訪れる場合、ビザの取得が必要です。以下の2つの方法があります。
現在はオンラインビザにて事前に申請するのが主流となっています。
その際に、事前にパスポートの写真・自撮り画像・クレジットカードなどが必要となりますので、手続き前に準備があると便利です。

オンラインビザ(e-VOA)の取得方法
e-VOAは、インドネシア政府の公式サイト(https://evisa.imigrasi.go.id/)から事前に申請できます。
申請には、パスポートの画像データや帰国用航空券の情報が必要です。出発の14日前から7日前までに申請を完了させましょう。
e-VOAを取得しておくと、空港での待ち時間を短縮できます。詳しい登録方法は下記動画をご覧ください。
バリ島に到着してからももちろんビザを取得することは可能ですが、現在はこの「e-VOA」という事前に日本からオンラインで申請することが主流となっています。
到着ビザ(VOA)の取得方法
「オンラインで申請が難しい」「クレジットカード払いでエラーになる」「e-VOAが間に合わない場合」など事前にオンライン申請ができない方もいるかもしれませんが、安心してください。
バリ島の空港到着時に取得できる「到着ビザ(VOA:Visa on Arrival)」というものもあります。
こちらは空港で取得することになり、多少時間はかかりますが、ビザの取得が可能です。
費用は500,000インドネシアルピア(約5,000円)で、現金(日本円可)またはクレジットカードで支払えます。
VOAは30日間有効で、1回の延長(30日間)が可能です。
電子税関申告書(e-CD)の登録方法
次は、電子税関申告書(e-CD)です。インドネシアでは、税関申告書が電子化されています。
出発の2日前から、公式サイト(https://ecd.beacukai.go.id/)で登録が可能です。
登録後に発行されるQRコードをスクショに保存するか、印刷して持参し、入国時に提示してください。詳しい登録方法は下記動画をご覧ください。
観光税の支払い方法と注意点

2024年2月14日から、バリ島を訪れる外国人観光客に対して、観光税が導入されました。一人あたり150,000インドネシアルピア(約1,500円)を支払う必要があります。
支払いは、事前に「Love Bali」公式サイト(https://lovebali.baliprov.go.id)やアプリを通じてオンラインで行うことが推奨されていますが、個人的にこちらに関しては空港到着時に現金やクレジットカードで支払うことをおすすめします。
SATUSEHAT Health Passの登録方法
インドネシア入国者全員に、SATUSEHAT Health Pass(サトゥセハット)への登録が求められています。
これらは、エムポックス(旧称:サル痘)のインドネシア国内流入を防ぐため入国規制を強化するためのもので健康状態及び渡航歴などを申告するツールとなります。
公式サイト(https://sshp.kemkes.go.id/)で健康状態や渡航歴を入力し、QRコードを取得し、スクショして保存しておきましょう。
ただし、質問事項の中には当日の飛行機の座席番号を問われる項目がありますので、チェックイン後に手続きする必要があります。(座席番号が事前にわかる方はあらかじめ申請は可能です)

スムーズなバリ島入国のために
バリ島旅行を計画する際、入国手続きや必要書類の準備は重要なステップとなります。以下のポイントを押さえて、安心して旅を楽しみましょう。
・パスポートの確認
・ビザの取得(到着ビザ(VOA)またはオンラインビザ(e-VOA))
・帰国用航空券の準備
・電子税関申告書(e-CD)の登録
・SATUSEHAT Health Passの登録
・観光税の支払い

バリ島の入国時に聞かれることは?
余談ですが以前は、バリ島の入国審査で「どんな目的で来たのか?」と英語で質問されることがあり、緊張した経験を持つ方も多いでしょう。
しかし、2025年現在では、事前にe-VOA(電子到着ビザ)を取得することで、入国手続きが大幅に簡素化されています。バリ島の空港には自動化ゲート(オートゲート)が設置されており、パスポートのスキャンと顔認証を行うだけで入国が完了します。
そのため、「バリ島の入国時に聞かれること」は特にありません。むしろ入国時に現地スタッフと会話を交わすことはほとんどありませんので、英語でのやり取りに不安がある方も、安心してバリ島旅行を楽しむことができます。

