南米北部に位置するコロンビアは、美しい自然と豊かな文化、そして世界的に有名なコーヒーの産地として知られています。
大阪・関西万博の「コロンビア館(コロンビアパビリオン)」では、その魅力が余すことなく体感できる展示があります。
本記事では、コロンビア館の見どころ、展示内容、グルメ情報、そして実際に訪れた体験談を交えてご紹介します。


コロンビアはどこ?どんな国?
コロンビアは南米北部に位置し、カリブ海と太平洋の両方に面する唯一の国です。アンデス山脈やアマゾン熱帯雨林など多彩な自然環境を持ち、世界有数の生物多様性を誇ります。コーヒーやエメラルドの産地としても有名で、文化面ではノーベル賞作家ガルシア・マルケスを生んだ国として知られています。
万博に行く前の必要なもの
ここでひと休み!これから万博に行かれる方に、持っていくと便利な準備アイテムをご紹介します。
まずは、万博ガイドブック。会場でもとても重宝しますし、事前に情報を把握しておくことで、当日の楽しみ方がまったく変わってきます。持っていて損はありません!
万博ガイドブック
次に、夏の必需品「クールグッズ」。6月の時点でも、すでに熱中症で体調を崩している方も見かけました。体力を奪われないように、暑さ対策はしっかりと準備しておきましょう。
ハンディーファン
折りたたみ椅子※絶対必須アイテム※
そして何よりおすすめなのが、持ち運びできる折りたたみ椅子!長時間の待機列や、雨の日など休憩できる場所が限られる場面で大活躍します。足腰の負担も軽減され、万博のように一日中歩き回るイベントにはぴったりの便利グッズです。
ポンチョ&カッパ
雨の日に傘を持ち歩くのは、意外と邪魔になるものです。特に、雨をしのげる場所が少ない万博会場では、「カッパ」が必須アイテム。パビリオンに入るときもほぼ脱がずにそのまま入館できるため、雨の日でも両手を空けたまま快適に行動できます。
コロンビア館とは?

大阪・関西万博に登場するコロンビア館は、中南米で唯一のタイプAパビリオンです。場所はスイス館の隣にあり、外観はノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケスの代表作『百年の孤独』に登場する「氷の家」をモチーフにしています。館内に一歩足を踏み入れると、象徴的な「黄色い蝶」が来場者を迎え、まるで小説の世界に迷い込んだかのような雰囲気を感じられます。
展示のテーマと見どころ
コロンビア館の展示テーマは「美を生きる国」
国全体に流れる水と生命の鼓動を感じさせる構成で、自然と文化の豊かさを伝えています。特に注目すべきはコロンビアが誇る世界一の生物多様性です。
天井や床には、鳥や昆虫、トカゲなど多種多様な生物のシルエットが描かれ、展示室全体が生命のにぎわいに包まれています。
自然と文化の融合展示
館内では、熱帯雨林や砂漠といった風景がダイナミックに映像で映し出される一方、赤砂やマングローブの木、サトウキビや織物などコロンビアの自然や産物が実物として展示されています。
実際に触れることもでき、五感を通じてコロンビアを体験できるのが魅力です。展示を進んでいくと、手工芸「モラ」や繊維素材「フィケ」、さらにエメラルドなども紹介されており、文化的な奥行きを感じられます。
文学とガルシア・マルケスの世界
コロンビア館では、ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの世界観が随所にちりばめられています。『百年の孤独』に登場する「氷」や「黄色い蝶」のイメージが再現されており、作品の一部に入り込んだような感覚に浸れます。
また、マルケスが実際に使用していたタイプライターも展示されており、文学ファンには見逃せないスポットです。最近ではNetflixで『百年の孤独』が実写化されることも話題となっており、パビリオンの魅力をさらに高めています。



コロンビア館のカフェとグルメ



展示を見終えると、待っているのがコロンビアを代表するブランド「フアン・バルデス・カフェ(Juan Valdez Café)」です。ここでは、香り高いスペシャルティコーヒーを味わえます。
- JUAN VALDEZ® COFFEE(702円)
- アイスモカコーヒー(918円)
- クリームたっぷりの「ネバドス」(1,080円〜)
人気のため行列になることもありますが、展示の余韻を感じながら本場のコーヒーを楽しむひとときは格別です。夜遅い時間はレストランやカフェが閉まってしまうこともあるので、利用するなら日中がおすすめです。
私が体験したコロンビア館
私がコロンビア館を訪れたのは夜でした。アオと夜の虹のパレードの水上ショーを見たあとに「どこか入れるところはないかな」と歩いていて、偶然立ち寄ることができました。夜は待ち時間が少ないのが魅力ですが、その分ダンスショーやレストランの利用ができない可能性もありますので、注意が必要です。
ただ、夜ならではの静かな雰囲気の中で展示をゆっくり鑑賞でき、映像と自然の展示がより幻想的に感じられました。
コロンビア館を訪れる価値
大阪万博のコロンビア館は、コロンビアの自然・文化・文学・食が一度に体感できる貴重なパビリオンです。世界一の生物多様性を実感しながら、名作文学の世界観に触れ、最後に本場のコーヒーでひと息つける流れは、まさに「美を生きる国」コロンビアの魅力そのものです。
混雑を避けたい方は夜もおすすめですが、ショーや飲食を楽しみたいなら昼間に訪れると満喫できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. コロンビア共和国パビリオンとは?
A. コロンビア共和国パビリオン、通称「コロンビア館」は、2025年大阪・関西万博に出展している中南米唯一のタイプAパビリオンです。コロンビアの豊かな自然、生物多様性、文化、文学、コーヒーなどを総合的に体験できる空間として注目されています。
Q2. 大阪万博のコロンビアパビリオンのテーマは?
A. テーマは「美を生きる国コロンビア」。水や生命、生物多様性をキーワードに、文学「百年の孤独」に登場する氷の家や黄色い蝶などをモチーフにした展示が行われています。自然と文化の融合を来場者に体感してもらうことが目的です。
Q3. コロンビア館に予約は必要ですか?
A. 基本的には自由入場ですが、混雑状況によっては入場制限がかかる場合があります。特に週末や夜の水上ショー後などは混雑する傾向があるため、余裕をもって訪れることをおすすめします。
Q4. コロンビアパビリオンの食べ物やカフェはありますか?
A. はい。展示を見終えた先に「フアン・バルデス・カフェ(Juan Valdez Café)」が併設されており、オリジナルコーヒーやアイスモカ、ネバドス(フラペチーノ風ドリンク)などが楽しめます。夜遅い時間は営業終了していることもあるので注意してください。
Q5. 待ち時間はどのくらいですか?
A. 平日昼間は比較的スムーズに入れますが、夜のショー終了後や土日祝は混雑し、待ち時間が発生することがあります。夜は待ち時間が少ない反面、ショーやレストランが終了している場合が多いです。
Q6. 所要時間はどのくらいですか?
所要時間はだいたい15−20分程度で見て回れます。
Q7. コロンビアはどんな国?
A. 南米大陸の北部に位置し、カリブ海と太平洋に面しています。豊かな自然と世界有数の生物多様性を誇り、コーヒーやエメラルド、ガルシア・マルケスの文学でも知られています。温暖な気候と多彩な文化が魅力の国です。
まとめ
コロンビア館(コロンビアパビリオン)は、大阪万博の中でも異彩を放つ存在です。氷の家を模した外観、黄色い蝶が舞う幻想的な演出、そして圧倒的な生物多様性の展示は見応え十分。さらにガルシア・マルケスの文学的要素や、フアン・バルデス・カフェの本格コーヒーまで楽しめます。
万博を訪れるなら、ぜひ立ち寄ってほしいおすすめパビリオンのひとつです。


