2025年10月13日(月)に閉幕した「大阪・関西万博」
なかでも連日長蛇の列ができるほど注目を集めたのが、芸術性の高さで話題となったイタリア館でした。
「もう一度見たい」「万博で見逃してしまった」という声に応えるように、同館の人気展示が大阪で再び見られることが決定!
2025年10月25日(土)から2026年1月12日(月・祝)まで、大阪市立美術館で特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」が開催されます。
この記事では、展示内容、チケット情報、アクセス方法、そして実際の見どころまでを詳しく紹介します。
大阪・関西万博で話題をさらった「イタリア館」とは?

芸術が生命を再生する──感動を呼んだテーマ
大阪・関西万博のイタリア館は、「芸術が生命を再生する(Art regenerates life)」をテーマに、古代から現代に至るイタリアの芸術と文化を紹介しました。展示空間では、照明・音楽・映像が融合し、まるでルネサンスの世界に入り込んだかのような体験ができると評判でした。
特に注目されたのは、古代ギリシャ神話の天空を支える巨人「アトラス」を表現した『ファルネーゼのアトラス』。その迫力と神秘性に、多くの来場者が心を奪われました。
連日数時間待ちの大人気パビリオン
万博期間中、イタリア館の前には常に行列が絶えず、閉幕間近では待ち時間が7時間を超える日も珍しくないほどの人気を誇りました。SNS上では「芸術の本場を感じた」「本物のアトラスを見られて感動した」と絶賛の声が相次ぎました。
しかし、混雑のために入館を諦めた人も多く、閉幕後に「もう一度見たい」「行けなかったのが心残り」という声が多く上がっていました。
特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」とは
日本とイタリアの国交160周年を記念して開催
この特別展は、日本とイタリアの国交樹立160周年を記念し、万博でのイタリア館の文化的遺産を次世代に継承することを目的としています。
主催は大阪市立美術館と朝日新聞社。大阪市立美術館は2025年3月にリニューアルオープンしたばかりで、天王寺公園内というアクセス抜群の立地も魅力です。
展示作品の見どころ

今回の特別展では、イタリア館で展示された名作の中から、特に貴重な3作品が選ばれました。
- 『ファルネーゼのアトラス』(2世紀/ナポリ国立考古学博物館)
万博でアジア初公開された、古代彫刻の最高傑作。天空を支えるアトラスの姿は圧巻で、イタリア館でも撮影可能展示として話題になりました。 - 『正義の旗』(1496年/ペルジーノ作/ウンブリア国立美術館)
ルネサンスの巨匠ペルジーノによる傑作で、今回がイタリア国外初公開。温かな色彩と静謐な祈りの表現が見る者の心を打ちます。 - 『アトランティコ手稿』(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
レオナルドの天才的な発想が詰まった手稿で、今回が日本初公開。科学と芸術の融合を象徴する内容で、ファン必見です。
撮影OKの展示も!
今回の特別展では、『ファルネーゼのアトラス』と『正義の旗』は撮影可能。
万博会場と同様に、思い出を写真に残せる点もうれしいポイントです。(※ダ・ヴィンチの手稿は撮影不可)

チケット・料金・予約方法まとめ
観覧料(税込)
- 一般:1,800円(団体1,600円)
- 高大生:1,500円(団体1,300円)
- 小中生:500円(団体300円)
※未就学児・障がい者手帳所持者(介護者1名含む)は無料。
※大阪市内在住の65歳以上も一般料金が必要です。
チケット販売情報
当日券・日時指定予約は10月18日(土)10:00から販売開始。
本展は日時指定予約優先制のため、事前予約がおすすめです。
【販売場所】
- 「天空のアトラス イタリア館の至宝」公式オンラインチケット
- ローソンチケット(Lコード:53198)
- セブンチケット(セブンコード:113-096)
- tabiwa
※コンビニやプレイガイドで購入した場合も、公式サイトで日時指定予約が必要です。
※予約枠が上限に達すると入館できない場合があります。
アクセス情報:大阪市立美術館への行き方
大阪市立美術館は、大阪市天王寺区茶臼山町1-82、天王寺公園内にあります。
最寄り駅は以下の通りです。
- JR「天王寺駅」から徒歩約5分
- Osaka Metro 御堂筋線・谷町線「天王寺駅」から徒歩約5分
- 近鉄「大阪阿部野橋駅」から徒歩約10分
駅から公園内を歩くだけでアクセスできるため、万博会場(夢洲)よりも圧倒的に行きやすい立地です。
混雑を避けて楽しむコツ
人気展示のため、休日や祝日は混雑が予想されます。
おすすめは平日の午前中または閉館前の時間帯(16時頃)。
また、撮影OKの展示をじっくり見たい場合は、混雑ピーク(13時〜15時)を避けると快適です。
万博ロスの人にもおすすめ!再び「イタリア館の感動」を大阪で
大阪・関西万博が閉幕し、「もうあの感動を味わえないのか…」と寂しさを感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、今回の特別展では、あのイタリア館の世界観を再び体感できます。
万博に行けなかった人はもちろん、「あのアトラスをもう一度見たい」という人にも、最高の機会になるはずです。

【まとめ】
2025年10月25日から2026年1月12日まで、大阪市立美術館で開催される特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」は、万博イタリア館の人気展示を再び間近で鑑賞できる貴重なチャンスです。
- 万博で見逃した人も再び鑑賞できる
- ファルネーゼのアトラス、正義の旗、レオナルドの手稿を公開
- チケットは日時指定予約優先制
- 天王寺から徒歩すぐの好アクセス
万博の熱気が冷めやらぬ今こそ、芸術の都イタリアが誇る傑作を大阪で堪能してみませんか?
きっと、再び心を震わせる「イタリア館の旅」があなたを待っています。