大阪・関西万博もいよいよ2025年10月13日(月・祝)に閉幕を迎えます。終了まで残りわずかとなった今、多くの人が「行くなら今しかない!」と駆け込みで訪れています。
なかでも特に人気が高いのが、台湾が出展する「TECH WORLD(テックワールド)」最先端の半導体やデジタル技術を体験できるだけでなく、自然美と最新テクノロジーが融合した圧倒的な展示で、多くの来場者を魅了しています。
私も実際に訪れてきましたので、その体験を詳しくご紹介します。
TECH WORLD(台湾パビリオン)とは?

「TECH WORLD」は、台湾の強みである半導体やテクノロジーをテーマにしたパビリオンです。建築コンセプトは「心の山」
高くそびえる群山をイメージした外観は、一目見ただけでワクワクさせてくれます。館内ではデジタル技術と自然が融合し、来場者の視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚・感性といった六感を刺激する仕掛けが満載。単なる展示ではなく、未来を肌で体感できる空間になっています。
万博に行く前の必要なもの
まずはじめに!これから万博に行かれる方に、持っていくと便利な準備アイテムをご紹介します。
まずは、万博ガイドブック。会場でもとても重宝しますし、事前に情報を把握しておくことで、当日の楽しみ方がまったく変わってきます。持っていて損はありません!
万博ガイドブック
次に、夏の必需品「クールグッズ」。熱中症で体調を崩している方も見かけました。体力を奪われないように、暑さ対策はしっかりと準備しておきましょう。
折りたたみ椅子
そして何よりおすすめなのが、持ち運びできる折りたたみ椅子!長時間の待機列や、雨の日など休憩できる場所が限られる場面で大活躍します。足腰の負担も軽減され、万博のように一日中歩き回るイベントにはぴったりの便利グッズです。
ハンディーファン
ポンチョ&カッパ
雨の日に傘を持ち歩くのは、意外と邪魔になるものです。特に、雨をしのげる場所が少ない万博会場では、「カッパ」が必須アイテム。パビリオンに入るときもほぼ脱がずにそのまま入館できるため、雨の日でも両手を空けたまま快適に行動できます。
モバイルバッテリー
待ち時間と入場方法|予約なしでも大丈夫?

私が訪れたのは休日でしたが、予約なしでも入場できました。待ち時間はおよそ1時間弱。日によっては100分以上並ぶこともあるようですが、それだけの価値は十分にあると感じました。
事前予約をしておくとスムーズですが、予約なしでも利用可能なのは嬉しいポイントです。特に閉幕が近づくと混雑は必至なので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
入場体験|スマートブレスレットで心拍データを計測

入館時に「スマートブレスレット」と呼ばれる腕時計型デバイスを渡され、それを装着して展示を巡ります。このブレスレットは心拍数を計測し、どの場面で最も心がときめいたかを記録してくれるのです。
退館時にはそのデータを分析し、自分に合った台湾旅行のおすすめプランを提案してくれる仕組み。未来のテーマパークのような体験に、入場早々からワクワクが止まりませんでした。
1階展示|巨大な木と幻想的なアニメーション
1階に入ると、巨大な木をモチーフにしたスクリーンが目を引きます。そこに映し出されるのは、台湾固有種の動物や美しい自然を描いたアニメーション。足元にはタブレット型の仕掛けがあり、映像と連動して幻想的に光ります。思わず立ち止まり、じっくり見入ってしまうほどの迫力と美しさでした。
2階展示|360度モニターで没入する「未来体験」

次に2階へ進むと、ドーナツ型のフロアに360度の巨大モニターが設置されています。そこでは、星々とともに幻想的な台湾の自然が映し出され、没入感は圧巻。「未来の台湾」を全身で感じられる空間で、多くの人が立ち止まり、静かにその映像に見入っていました。
見どころポイント|半導体・胡蝶蘭・8K映像の融合


館内には他にも見どころがたくさんあります。台湾独自のナノスプレー技術で染色された胡蝶蘭と、舞う蝶のインスタレーション。超高精細な8Kディスプレイによるアート映像。そして世界を支える半導体やICチップ技術の展示。どれもクオリティが高く、ただ「すごい!」と言葉を漏らすしかないほどの内容でした。



体験の締めくくり|心拍データの分析とお土産プレゼント

展示を終えると、自分の心拍データを分析したレポートを見ることができます。「どのシーンに心が動いたか」が数値化されるのはユニークで面白い体験でした。
そしてさらに驚いたのは、退館時に必ず素敵なお土産がもらえること。私の時はバッグでしたが、帽子などの場合もあるようです。プレゼント付きのパビリオンは珍しく、来場者からの評価も高い理由のひとつです。
ちなみにお土産付きのパビリオンは「ベルギー」もあります!

お土産ショップ|台湾茶や雑貨が充実
出口付近にはお土産ショップも併設されています。台湾茶や可愛い雑貨、お菓子などが並び、価格も比較的手頃。観覧後の余韻を楽しみながら、台湾らしい品々を持ち帰れるのは嬉しいポイントです。
感想とおすすめポイント|並んでも行く価値あり
実際に体験してみて、TECH WORLD(台湾パビリオン)は万博の中でもトップクラスの展示だと感じました。最新技術と自然美が融合した空間は、子どもから大人まで誰もが楽しめます。確かに待ち時間は長いですが、それを補って余りある内容。閉幕が迫る今、並んでも絶対に後悔しないパビリオンです。
万博閉幕後も知っておきたい「台湾」という国の魅力
2025年10月13日で大阪・関西万博は閉幕しますが、台湾の魅力は万博だけでは終わりません。世界的に評価される半導体産業をはじめ、豊かな自然、美食文化、親しみやすい人々など、旅行先としての魅力が尽きない国です。
タピオカドリンクや小籠包、夜市グルメも有名で、日本からの旅行先として常に人気上位にランクインしています。万博で台湾に興味を持った方は、ぜひ実際に台湾を訪れてみることをおすすめします。

まとめ
TECH WORLD(台湾パビリオン)は、未来の技術と自然美を融合させた体験型展示で、大阪・関西万博の中でも特に人気の高いスポットです。予約なしでも入場可能ですが、待ち時間は長めなので注意が必要です。
それでも、心拍データを活用したユニークな体験やお土産のプレゼントは、並んでも十分に価値があります。閉幕まで残りわずか、この機会を逃さずぜひ訪れてみてください。
そして、万博が終わった後も台湾の魅力は続きます。旅行先としての台湾は、きっとあなたの心をときめかせてくれるでしょう。


