2025年4月から開催されている大阪・関西万博も、いよいよ 10月13日(月・祝)の閉幕 が迫ってきました。会場には連日20万人を超える来場者が訪れ、今まで以上に混雑しています。
その中で気になるのが各パビリオンでの「待ち時間」です。せっかく来場しても、長時間並んでほとんどのパビリオンに入れなかったという声も多く聞かれます。
この記事では、実際にどのくらい待つのか、効率よく回る方法や待ち時間の過ごし方をまとめました。閉幕直前の万博を楽しむ参考にしてください。

大阪万博の待ち時間はどれくらい?

平均的な待ち時間
万博の待ち時間は、パビリオンによって大きく異なります。比較的空いている展示なら10分〜30分程度で入れますが、人気のある国では2〜8時間待ちになるのも珍しくありません。特に週末や祝日は来場者数が増え、全体的に待ち時間が長くなる傾向があります。
人気パビリオンの行列事情
例えば、【イタリア館】は豪華な展示で大人気。朝9時台でも1時間以上、昼前には5〜8時間待ちというケースもあります。さらに【TECH WORLD(台湾)】は限定グッズがもらえるため、リピーターが行列を作りやすく、こちらも長時間待ちが発生します。
一方で、【UAE館】や【インドネシア館】などはウォークスルー型の展示が中心で、行列の進みが早い特徴があります。


万博の待ち時間が発生する理由
待ち時間が長くなる背景には、次のような理由があります。
- 人気パビリオンは「入れ替え制」で、一度に入れる人数が限られている
- 安全上の理由で「行列規制」が実施されることがある
- 閉幕が近づき、来場者が急増している
つまり、混雑は避けられない状況ですが、工夫次第で待ち時間を短くすることもできます。
【予約なしでも楽しめる!】海外パビリオンの回り方(9月体験記)
連日20万人を超える来場者で混雑がピークを迎えています。事前予約は抽選倍率が高く、当日予約も午前中には枠が埋まってしまうため、「予約が一切取れなかった…」という来場者も少なくありません。
実際に私が9月に予約なしで回った体験談をもとに、効率よく海外パビリオンを楽しむ方法を紹介します。
入場は昼からでも大丈夫
「朝イチで並ばないと楽しめないのでは?」と思う方も多いかもしれません。実際には、12時入場でも十分に楽しむことができます。朝9時入場は“ガチ勢”が一気に人気館へ殺到しますが、昼からでも工夫すれば5館以上は回れます。
人気館を最初に狙うか?数を回すか?
まず考えたいのは「一つの人気館に絞る」か「できるだけ多く回る」かという方針です。
- どうしても入りたいパビリオンがある場合(例:大人気のイタリア館など)、迷わずそこに直行し、時間を気にせず堪能しましょう。
- 逆に「せっかくなら数を回りたい」という方は、ウォークスルー型パビリオンを意識して行動すると効率が上がります。


午前中は人気館に挑戦
体力があるうちに、並び時間が長い人気館を狙うのがおすすめです。私の体験では、「アメリカ館」「フランス館」「ルクセンブルク館」「クウェート館」などは待ち時間が2時間近くになることもありますが、午前中であれば並ぶ覚悟を持って挑戦できます。



午後は回転率の良いパビリオンを中心に
午後になると人が一層増え、人気館はさらに待ち時間が延びます。そこでおすすめなのが、回転率が良く短めの待ち時間で入れるパビリオンです。
私は「スイス館」「インドネシア館」「トルクメニスタン館」「サウジアラビア館」「ポルトガル館」「エジプト館」などを体験しました。1館あたり1時間前後で回れることが多く、効率よく複数楽しめます。



夜は意外な穴場タイム
夕方以降は、パレード「アオと夜の虹」や花火を楽しむ来場者が増えるため、一部パビリオンが空いてきます。この時間帯は狙い目です。
私が訪れたときも「フィリピン館」「マレーシア館」「カタール館」「UAE館」などが比較的スムーズに入れました。ナイトタイムは会場全体の雰囲気も華やかで、昼とはまた違った楽しさがあります。



実際に体験できた数
結果的に、当日予約を一切していなくても、計5館以上を観覧することができました。効率よく回れば、1日で十分満足できる体験が可能です。
万博公式アプリでは、主要パビリオンの待ち時間をリアルタイムで確認できます。表示されている時間は実際より短い場合も多いため、目安として活用すると効率的に回れます。
待ち時間を短くするためのコツ
来場時間を工夫する
もっとも効果的なのは「朝早く」か「夜遅く」に行くことです。朝イチ(9時入場)ならまだ列が短く、人気パビリオンにも比較的入りやすいです。夜は閉館時間が近づくと列が短くなり、思わぬ穴場になることがあります。
ウォークスルー型パビリオンを狙う
ショーや映像の入れ替え制よりも、自由に見学できるウォークスルー型パビリオンは列の進みが早いです。例えば【UAE館】や【サウジアラビア館】、【シンガポール館】などは比較的スムーズに入れます。
アプリや公式サイトで最新情報を確認する
万博公式アプリでは、主要パビリオンの待ち時間をリアルタイムで確認できます。表示されている時間は実際より短い場合も多いため、目安として活用すると効率的に回れます。
待ち時間にできること

写真撮影やグッズ購入
列に並んでいる時間も有効に使えます。外観を撮影したり、周辺のBGMを聞いたり、読書や次のパビリオンの情報収集などおすすめです。特にグッズは閉幕が近づくと売り切れの商品も出てくるため、早めに購入すると安心です。
食事や休憩で効率的に過ごす
万博会場には多国籍なフードが揃っています。待ち時間の合間に軽食を楽しんだり、日陰や休憩スペースで体力を温存したりすることも大切です。特に週末は移動だけで疲れるので、休憩を計画に組み込むと快適に過ごせます。
また、持ち運びできる折りたたみ椅子は長時間の待機列や、雨の日など休憩できる場所が限られる場面で大活躍します。足腰の負担も軽減され、万博のように一日中歩き回るイベントにはぴったりの便利グッズです。
「もし遅れて到着したら?」よくある質問まとめ
来場時間が遅れても入れるのか
入場時間を過ぎても入れます。ただし、予約したパビリオンの枠は失効するため、事実上「予約なし」での来場と同じ状況になります。
午後からの混雑傾向
午後は待ち時間が一気に増え、数時間並んでも入場できないパビリオンが出てきます。どうしても午後から行く場合は、人気パビリオンは諦め、空いているブースや共同展示を中心に回るのがおすすめです。
予約が取れなかった場合の楽しみ方
予約がなくても、空いている時間帯やウォークスルー型パビリオンを狙えば十分楽しめます。また、万博の雰囲気そのものを味わうのも大切。夜のライトアップや文化イベントは予約不要で楽しめるため、閉幕直前の今だからこそ体験してほしい魅力です。
万博閉幕まであとわずか!効率よく楽しむために
2025年10月13日の閉幕まで、残りわずかとなった大阪・関西万博。混雑は避けられないものの、時間の工夫や狙いを定めることで待ち時間を短縮し、より多くのパビリオンを体験できます。閉幕が近い今こそ「行ってよかった」と思える体験を計画的に楽しんでください。
まとめ
大阪万博の待ち時間はパビリオンごとに大きく差があります。人気パビリオンは数時間待ちが当たり前ですが、ウォークスルー型や夜の時間帯を狙えば比較的スムーズに入場できます。
閉幕直前は来場者が急増しますが、工夫次第でまだまだ楽しめます。事前に公式アプリで待ち時間を確認しつつ、効率よく回るプランを立てて、大阪万博の最後の思い出を作りましょう。